ぐらんこ。の部屋(るーるるー♪)

執筆活動とたこ虹家族&鯛員&モノノフ活動とその他もろもろ

ももクロに求められているのは敷居の低さなのか オタク思う、ゆえに我オタクなり

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今年の桃神祭はLV(ライブじゃないから厳密にはなんていうかわからない、後夜祭とかだったっけ? チケットは知り合いから譲ってもらったから良く覚えていない)でした。

一昨年、去年とそれぞれ一日ずつは現地参戦したぐらんこ。です。

 

つい昨日ですが、ハードコアかメタルかパンクかなんかそっち系が元々好きで、最近アイドルに興味を持ち始めた友人が残した、

『TIFの資料を当たっているうちに最終的に残ったのはせのしすたぁ生ハムと焼うどん』というのが心に刺さってしまいました。

 

彼はTIFには行かず、その後からネットの記事やツイッターまとめやら、なんどかあったCSやWEBでの中継の放送からその結論に至ったようですが。

 

そこいくんかい! というツッコミよりも、そうなんや……という納得にも似た感情が襲いかかってきましたよね(まあその場では突っ込みましたが)

 

何度も言いますが、今はアイドル戦国時代も戦国時代。

様々なアイドル達が試行錯誤しながら己の立ち位置を見つけんと頑張っております。

有名なベビメタみたいにメタルサウンドと融合したり、EDMを前面に推しだしたり、マラソン走らしたり、山頂でライブやったり。

様々なアイドルが増え、露出し、結果オタクが増え、そこそこまでの規模になるグループはそこそこいますが、定期的に1万人規模以上のライブを行えるグループとなれば数えるほどでしょう。

 

その中で、ずっとAKBに水をあけられながらも、不動の地位を保ち続けているのがももクロです。

5大ドームツアーで席が埋まらなかったり、斜陽、落ち目、下火とか言いながらも、夏のクソ移動しづらいお盆WEEKに日産スタジアム2Daysで述べ10万人ぐらい集めたのですから、すごいものです。

 

冒頭で紹介した記事の中で、なんとなくモヤっとする文章が幾つかあったのでそれを引用しながら適当にだらだらと思うところを書いて行ってみたりしてみます。

 

ももクロのコンサートがスゴイ理由の一つに、企画性の高さがある。今回は、祭りがテーマとなっているが、本物の演舞や演奏ができる演者を呼び、「本物」の迫力を魅せる。ももクロのコンサートを楽しみに来ているファンにとっては新鮮なものであり、また衝撃をうけるものとなる。こういった、何においても妥協を許さない演出が毎回行われることで、飽きること無く次もまたももクロのコンサートに行ってみたいと思わせる。

※下線はぐらんこ。がつけました。

 

確かにももクロのコンサートは凄いです。

桃神祭ではないですが、2013の日産。集客はぼちぼちでしたが、あの前後から凄いセットを組んで、ファンを楽しませて来た。

逆に言えばそういう大きな規模のライブじゃないとセットに金をかけられないだろうというのはあるんだけど。

いつも、本編以外でもプロのダンサー、プロのスケーター、プロのサッカー選手、その他もろもろ、様々なサポートを受けてももクロのライブってやってきた。

モノノフはそれをすげー! さすがももクロ! って感じで見てきたのは確か。

 

そもそもにして設備とかに金かかるから、馬鹿高いチケットでもまあ納得だし、セットが豪華でゲストも豪華! みたいなライブを喜んでいた。

 

なんだけど。

結局のところライブ中にももクロが引っ込んで、その場繋ぎに地方の伝統芸能とか、プロのダンサーがパフォーマンスする時間帯って、よくもわるくも休憩タイムなんですよね。

ももクロも軽い休憩と衣装チェンジ。客側も給水だったりトイレだったり、さすがに3時間半も立ちっぱなしは辛いから座ったり。

確かに始めは新鮮。

何十人ものゲストパフォーマーがスタジアムで踊るんだから。そんなことやれるももクロライブすげー、大きくなったなあって思える。(大きくなってからのももクロしか知らんけど)

でもですよ、オタクとしては、ももクロ見に行ってるわけで、衣装チェンジの間とか普通に休憩タイム―とか言われたらテンション下がるから、繋ぎはなんかの映像とか流してくれてたらよかったりするんですよ。(実際にドームツアーではそんな感じだった)

 

そもそもにして、そういう場繋ぎのパフォーマンスが幾ら妥協を許さない本物のパフォーマンスであったところで、それが見たいからももクロに行くみたいな人っているんでしょうかね。新規捕まえるにはよいのかもしれないけど。

 

 

統率がとれていることはアイドルファンの間では有名だが、それ以上に小さな子供からお年寄りまで、本当に幅広いファンが駆けつけながらもペンライトを使った応援、また歓声でコンサートを一緒に盛り上げようという意志 

 統率というのも賛否両論ですが、そもそもにして盛り上げようという意志なんて普通はいらんのとちゃうの? と思わないでもない。ももクロクラスになると。

もっとアウェイだと、これがももクロ&モノノフじゃい! って気張ってコール入れる必要あるんだけど、日産とかでそれいらんでしょう? 結果として盛り上がるから自然にやってるだけで。そういうフォーマットがあるからなんだけれど。

 

そこには、どうしてもエンタテイメントのイベントで発生してしまう「金を払って見に来ている」観客と、「見てもらっている」演者の溝はなく、誰もが一緒に楽しもうとする一体感が生まれている。 

 いやいや、金払って見に行ってますよ。確かに距離以外は溝はないし、一体感はあるんだけれども、そんなのももクロに限った話ではないような気がする。

 

ももクロメンバー、コンサートを作り上げる演者や関係者、そしてモノノフが支えあっている状況がキチンとできている 

 これも普通の話で、まあ内情は文句をツイッターに垂れ流すモノノフが居たり、意識高い系のモノノフとそうじゃない人がバトルしたりしてるんですけどね。

 

結局この記事で書かれていることって、

・ライブが大がかりでゲストとかも本格的

ももクロがひたむき

・ファンが楽しんでる一体感

・その場に居る人すべてが支え合ってるからスゲー

 

ってすごく普通の事言ってるの。

そこそこの集客ができるようになったら、大多数のアイドルはクリアするよ。お金がないからできないだけで。

 

じゃあどうやったら集客できるのか? ももクロの地位に昇れるのかって、批判はあるでしょうけれど、ぶっちゃけ時流でしょ。

AKBがオタクとメディアをぶち抜いて、ももクロがそのカウンターとしてライブパフォーマンスや積極的な姿勢でファンを集めた。

 

確かに楽曲や振り、衣装、活動内容はその時代アイドルとしては一般的ではなかったことをやったからすごい先駆者なんだけれど、こういう記事が書かれるってことはなんとなく売れたもん勝ちみたいなところあるよねと思ってしまう。

 

ももクロより可愛くて、ももクロより歌えて踊れるアイドルなんて沢山いるはず。

ただ、AKBとかももクロって各個人が初めて出会った(ファンになる、ライブに行くようになった、憧れたとか言う意味で)アイドルだから、リスペクトされ、愛されてるだけというのはひとつの事実だと思うんですよ。愛着というのがすごい。

 

だから、ももクロのライブの凄さを表現するのにあんまり陳腐な言葉使わんで欲しいと思うのと同時に、じゃあ一体どうやったらももクロの凄さをわかってもらえるんだろうと思うと、やっぱり難しいのね。

昔は良かったと思う。AKBしかライバルが居ない時に、生歌、全力ダンス、いい意味で悪ふざけが多いみたいなわかりやすい要素があったから。

今は後発のアイドルに全部パクられ、ものによっては上を行かれている。

結局記事の中でも、ももクロを褒めてるところって、ひたむきな姿勢だけじゃないですか?

 

でもって、それでよいと思ってきた。

先日解散が発表されたSMAPとかあんだけ人気あったけど、歌が上手いといっても歌手には負けるし、ダンスも他のグループより踊れないとか運営側から言われてるし、演技だってそこそこでしょうし、すごいのって道を切り開いて道を作ってきたところなんですよね。

昨日、一昨日ファンになった人間からしたらわからないところが一番すごいのと、それがあるから今のパフォーマンスが出来てるっていうところ。知らん人には伝わりにくいかもしれないけれど、それでもちゃんと伝わるはずだ。

 

そう考えると豪華ゲストによるパフォーマンスとかも、今からももクロを好きになる人の度肝を抜くためのものであって、もちろんお馴染みのモノノフさんにもあれを好きな人居ると思うし、年一回のことだから、お祭り騒ぎやるのはいいことだと思うけど、いわゆる古参向けではないのだろうなあって。

 

元モノノフが他のアイドルに流れていくのって、単に距離感の問題じゃなくって、そういう運営の姿勢もあるからなんだろうなあって。

昔から居るファンを大切にしていないわけじゃない。けれども、ここまで大きくなってしまったももクロは、立ち止まることができない。後戻りすることができない。

SMAPみたいにかっこたる地位を手に入れたわけじゃない。

未だ成長期であり、安定期が見えない。

これはすごく恐ろしいことだ。

数万人も客を集められるのに、安定していない。

気を抜けば、後発グループが迫ってくる。そもそもアイドル市場が縮小している。

手を緩めれば、ジリ貧。メンバーもどんどん年を重ねていく。

 

幸いにしてまだまだモノノフの数は多く、普段は他のアイドル現場を主現場としていても、近くでライブやるなら見に行く層は沢山いる。

だけども、ももクロがターゲットにするべきはそこじゃないんだろうなって勝手に思った。

 

かつてのももクロがそれまでアイドルに興味がなかった人達を現場に導いたように。

今後も新規ファンを獲得するために、話題作りをしていく必要がある。

その結果、上っ面の記事をかかれようともまずは露出。

あの記事も、アイドルファンからすれば当たり前のことしか書かれてないけれども、そうじゃない人からすれば、現場でコールしてペンライトを振るということだけで異常だ。そう、世の中にはアイドルオタク以外の人間がいっぱいいる。

そこにどう訴えるか。そこがかつてからの課題であり、それをクリアするももクロをぜひ見てみたいと思っていることである。

 

そのために必要なのはやはり敷居の低さであり、モノノフがアイドルファンと一般人の中間に位置するような状況が必要なんじゃね? と思った。オタクもバカじゃないから、他の現場では暴れてもももクロだと大人しくしてる人多そうだし。

そういうまとめ。

 

ではノシ

 

 

 

(追記)

モノノフでもシンプルなライブが見たいって人多い。そういう人に限って他のグループに流れてたりするんだけれど。

 

ももクロしか見ていないって人も多い。アイドル好きじゃなくてももクロ好き。一見してすごく閉鎖的で頑固。ただ、そういう人と仲良くなって話すると結局他のグループにも興味を示したりする。

 

モノノフさんは、ももクロファン増やしたいんだったら、ももクロに固執せずに、いろんなアイドル現場に行くべきだと思う。

今はももクロをそんなに知らない、けど興味あるアイドルオタクが増えてきてる。ももクロから他グループっていうかつての流れを、他グループからももクロに逆流させることも今なら可能。まあそんなに数はいないけれど。

顔とか楽曲とかパフォーマンスどうこうってより、今の時代のアイドルファンなら一度はももクロとかAKBとか見とくべきだと思うんですよね。AKBは見たことないんだけれど。

 

ももクロはまだまだ好きでいるけれど、ももクロしか! って思えるほどじゃないから、自分はモノノフってよりはアイドルオタク(スタダDD)なんだろうなって思ってます。いろんな層がまじりあって今のモノノフが出来てるけど、前述したとおり、一般人とアイドルオタクの架け橋になるのがモノノフじゃないのかなあって考えは我ながら素晴らしいと思った。自画自賛。