オーマイガットトュギャザー
(↑「どうもこんにちは、3月のマラソン10km完走に向けて、4kmほどジョギングしてきたぐらんこ。です。」ゆうてますぅ)
もとい! まいど! おおきにぃ! ぐらんこ。です。(以上定型文
↑こちらの記事おば読ませていただいたり、これを受けたデイジーさんの牛のげっぷ(記事中段)
も、参考にさせていただいたり。
そして、結論はひとつだということに辿り着きました。
(筆者注 結局のところ以下は意味なかったなあぁって! もう投稿している方はご存知でしょうが 真に受けないでください!)
1.初日、あるいは早い段階で、10万字超の完結部分を投稿しておく。
2.以後、できるだけ毎日4000~8000文字を投稿する。(2巻にあたる部分)
これで、万全です。逆光は勝利です。
前提条件については、ご紹介した記事をお読みください。
重複する部分もあるのですが(というかほとんど重複)、
以下に上記戦略が有効であるという根拠を示します。そんな大層なものではないですけどね。
まず序盤戦の主体となるのは、『ランダムピックアップ方式』であるということ。
これが、オープン以降の1週間ではなく、その後も継続されることが発表されました。
次にサイト開設当初のランキングの最短単位は「週間」となります。 これは、直前1週間のデータにて生成されるというものです(更新は毎日です)。
(中略)
ランダムピックアップは「集中評価期間」終了後も継続して行ってまいります。
さらりと、ランキング集計最短単位が「週間である」なども言及してあるのですがそれは後述。
とにかく、知名度のある作家でない限り、最初の関門はランダムピックアップです。
はっきり言ってこれは運ゲーです。
すでに1万作品が投稿されてます。
朝昼晩と3回更新されたとして、一月で90回。1回につき100作品。さて、わたしの作品は運よく目に留まるのか?
一日3回100作ずつ紹介したとして1度来るかこないかのチャンスですからね。
200作とかピックアップしてたらもうピックアップというかなんというかですしおすしでうすえくすまきな。
作者側にできることといえば、良い作品を作り、良いタイトルをつけ、良いキャッチコピーで人目を引く。
それでも投稿数は現時点で膨大です。ピックアップされてねーよ! あるいはされたけど気付いてねーし反応ねーからされてねーのと一緒だよ! と腐る作家さんが多数出現するでしょう。
ですが、ピックアップされたという機会を逃さないためには、やはり序盤からキャッチーな展開が必要とされるでしょう。
ホットスタートで無茶するのもいいですが、次の関門であるランキング入りを目指すのであれば、やはりラストまで読ませてしまうのが良いと思います。
人にもよりますが、10万文字だったら数時間で読めますからね。
余談ですが、
アプリで読むということを考えると1話はあまり長くないほうが良いと思われます。
作品によっては次話へのヒキを作るのが難しいかもしれませんが、書籍ではなく小説投稿サイトであるということを考えると、(書き手が意図した区切りで)適度にしおりを挟みながら空いた時間で読むという既存のユーザに合わせたほうが無難かと。(アプリもなんとなく1話で区切る仕様っぽいし)
また、これはカクヨムが”章”と”話”という概念を実装していることからもうかがえます。
1冊の中に複数の章があり、その章が数話で構成されている。
章を一巻分相当と捉えることもできるでしょうけど、やはりWEBで長い小説を読む際には区切りをつけたほうがいい、そういうのになれている人が多いというのが儚い根拠です。
(小説家になろうではいろいろ議論されているのですが短くても3000文字、長くても8000文字ぐらいというのがわたしの目に留まった推奨文字数です。4章構成だと、1章2~3万文字、4~5話に分けて1話4~6千とか。テンプレチーレム系だともっと短くても需要ありそうなんですけど)
さて、前後してしまいますが、ランキングの最小単位が週間であるということ。
日間ランキングを導入しており、日間上位はクソと叩かれる小説家になろうへのアンチテーゼです。(アンチテーゼの意味は良く知りません)
何故に週間? と考えた場合に、
・ピックアップなどで注目を集める
・じわじわ拡散していく
・そしてランキングに乗る
という導線、サイクルを意識しているのだと勝手に推測します。日間のような瞬発力、一時の話題性、序盤の勢いだけでのランキングは作りたくないという意図がほの見えますね。不純物を排除したいという思惑。見えませんか? こじあけて覗きこんだら見えてくるかも知れませんよ。
とにかく、週間ランキングだということは、短期決戦を望まぬということです。
1週間あれば、面白い作品であれば出会った人は結末までたどり着くでしょう。そこでまた拡散され、評価が伸びてランキングに残るということができそうです。
で、これだと、牛のげっぷさんの言うとおり、初期に全話投入が正解に思えるのですけれど。
やはり守りにも入りたい。
もし、ピックアップから漏れてしまったら?
その保険として、2巻以降のストーリの逐次投入です。
これは小説家になろう歴が長い自分だからそう思うのですが、新着一覧というページ。
ジャンルやキーワードで検索したら新着順に並ぶという仕様のページ。
あるのかないのかわかりませんが、ないことはないでしょう。膨大な作品をピックアップなんてしきれませんから、タグなりキーワードなりで検索する埋もれた作品の救済ページ。アクセス数順、評価順、そして新着順。
どこの世界にも埋もれた原石を掘り出すのが好きな人はいるものです。
カクヨムの読者ユーザー層がどうなるのかわかりませんが、少数の電子書籍ユーザーと多数の小説投稿サイトユーザーから構成されるものだと勝手に思ってます。
小説家になろうで作品が話題になる(ランキングに乗る)経緯は数パターンぐらいあります。
・ほんとに面白くて数人がちょっと読んだだけでもその数人が評価、拡散してしまう傑作(もちろん目を惹くタイトルやあらすじも重要)
・既にファンを獲得している作家さんの新作
・有名作家さんがおすすめしたり言及したりとか
・交流の多い人達が互助会みたいなの作ってる(グレーゾーン)
・(複数アカウントなどでの)自演(自演だめ! 絶対!)
・某巨大掲示板やまとめサイトでの紹介、紹介記事がホッテントリなど
・(他者を装っての)自演(自演だめ! 絶対!)
同じ作者が書いた作品でも、極論すれば同じ作品でも、上記のどれかにひっかかるかひっかからないかで注目度は大きく変わるでしょう。
自演は論外として、相互に評価や知人に評価をお願いするのは心理的抵抗もあると思いますし、傑作書くか(タイトルもキャッチーに!)、誰かに運よく拾って貰うしかないと思います。
そこで、(紹介したい欲のある)誰かの目に留まらせるには、定期的に新着に載せるという方法しか考えられません。
(ニッチなジャンルであればタイトルやキーワードで何とかなると思いますが、ファンタジーは辛い。チート、ハーレム、スキルなんてもう溢れかえる気しかしない。いや、ここでなろうと住み分けるのか? 今の所わかんない)
実際小説家になろうのランキングもスコッパーと呼ばれる――新着から目につく小説を片っ端から読んで良かったものをおすすめするという――人々の影響が深い時期がありました。(今はどうだか知りませんが)
新着こそが一期一会の原点です。ランキング堀りなんて軟派のすることです。硬派であれ。
で、話題の小説が更新されたらその最新話についてあーだこーだ言う、それが読んでない人の目にもとまり、どんどん話題になっていく。無職転生や謙虚などはその間はその作品の話題で某巨大掲示板のスレが埋まるなんて時間帯もあったり。
カクヨムの予約投稿機能は、
1年後までの任意の日時で、時間を分単位で指定することができます
とのこと。分単位指定ということは、やはり新着を掘るユーザーを意識してのことでしょう。(なろうでは毎時0分にしか予約できないので、手動で予約と重ならない0分以外の時間に更新するという戦略が有効でした。それを踏まえてのことでしょう多分)
そういうわけで二段構えです。
戦力の分散は悪手だと、ラインハルトもヤンウェリンリーも言ってます。
全戦力を一気に投入。その後の継続的な補給も忘れず。なんたってキャゼルヌがくしゃみするとイゼルローンが傾くんですから。
ただ、10万文字完結済み! って作品と15万文字連載中! って作品ならどっちが食いつきいいかわかりませんので、
「一旦の完結まで10万文字投稿した作品」と「その続き」を同じ作品でやるか、別作品にしちゃったほうが良いのかは、要検討ですね。
とにかく、KADOKAWAさんだって、資本主義社会に属する組織ですから、儲け度外視で考えるわけじゃありません。
レーベルページもあるようですし、続編の構想あるよ、そこそこ執筆時間を取れるのよ、ってアピールのためにも継続連載しておいたほうがいいかも知れないです。
一巻完結の作品よりそこそこ売れて長く続くシリーズのほうが売り上げ伸びますからね。(もちろん、それで質が落ちちゃうようなら一巻完結一本勝負のほうがよさそうですけど)
という、あくまで個人的意見。
皆様の参考になりましたら幸いです。(ファンタジー以外のジャンルだったらそこまで考える必要ないのかもしれないですけど)
では ノシ