まいど! おおきに! ぐらんこ。です。
タイトルにもありますように。
インディーズ作家さんと絵描きさんのマッチングサイト。
その名も「ららさあ装丁部」を立ち上げます!
世の中には安く販売して全国、いやさ世界に届けることができる電子書籍。
を作って販売している作家さん。
絵が上手でいろいろ描いてる人。
同人誌作ったり、イラスト発注サイトに登録してるイラストレーターさん。
溢れてると思うんですよね。いや、溢れてる。
ほんと溢れてる。(とくにイラストレーターさん)
なんか独自の萌えキャラを作って、活動しているサークルとかもあるし。
電書界隈にもアイドルがいるし(赤くて可愛い ※知らなきゃもぐり)、ぐらんこ。も一人手伝って貰ってる子がいます。(青くてめっちゃ可愛い ※こちらの記事参照)。
物書きには、絵描きさんが必要なのです。
じゃあ自前でマッチングサイトを作っちゃえ! というのが今回の趣旨。
先日のブログで、電書の表紙一枚1万円! 高い!
ってちょろっと書いたら、てめぇ! ゴラァ! 絵描きなめんじゃねー!
(というテンションでは無かったですが)
というコメントを頂いてしまったりしました。
ひとまずイラストレーターさんの立場は置いておいて。
セルパブやってる側の実情をつらつらと。(ぐらんこ。は弱小作家なので、他の人には当てはまらないと思いますが)
電子書籍の販売にかかる経費。
基本無料。(自分の人件費のみ。たまに有志がお手伝いとか)
儲けは販売価格の30%から70%とか。
売れた分だけ丸儲け。(と書くとすごくお得な感じしますけどね)
定価をどうするか?
多分3択。
あ)通常売られている商業作品と同じ
い)上記よりちょっと安くしてお得感を出す
う)限界まで安くする
え)無料で出しちゃえ!
おそらく正解は「あ」か「い」なんだと思います。今後のことを考えると。
薄めの文庫本みたいなのが、100円で売られてしまうと、それが常態化してしまうとセルパブ界隈は趣味の世界で終わってしまうだろうから。
でも、先日盛り上がった
なんかでも期間限定で無料キャンペーン、割引キャンペーンなどをやってて、少しでも読者を増やそうという企業(個人だけど)努力も必要。
みんな思い描いているのは、キャンペーンで沢山の人が買って(あるいは無料で入手して)読む。面白いから話題になる。割引キャンペーン中に急いで買う。もっと話題になる。割引キャンペーンが終わっても話題は尽きず、盛り上がりは続く。定価でもじゃんじゃん売れる。
というアメリカンドリーム。
そうそう上手くは行かない。ジーンマッパーぐらいじゃないですかね。そこそこ成功したのって。結局商業に吸収されちゃったみたいですけど。
鈴木みそさんとかは元々ファンの多いプロだし。インディーズ感すごいけど。
で、話を戻します。
電子書籍売れない。いやまあ売れるんだけど、商業の出版基準であるらしい(ラノベでよく言われている?)5000部とか、1万部とかまあ売れない。いや、売れてるインディ作家さんも居るのかもしれないですけれど。
ぐらんこ。のは売れない。
値段も「い」の300円とかにしたら全然売れない。
なので99円にして、安い順で並べた時に目につきやすいようにしてる。
頑張って100冊売れたとして、印税で入ってくるのは5000円とか。
上の方で電書出版にかかる費用は無料って書きましたけど。
わたくし表紙を作るのにお金かけちゃってるんで。
1万円とか払っちゃってますんで。
赤字なのですわ。
幸いにして
という本はブックウォーカーさんでの売り上げが凄くて、毎月数十冊という単位で売れているので、表紙作成に書けた費用は回収できましたが。
病弱ロリ魔王の復帰第一歩は院内学級の制覇から? ?とかいうのはいろいろ間違っていてまじチラ裏? (ららさあ文庫)
- 作者: ぐらんこ。
- 出版社/メーカー: GHI出版
- 発売日: 2014/08/31
- メディア: Kindle版
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は、まだトータルで50冊売れてないんじゃないかな。印税なんてまだ2000円以下だと思いまふ。
弱小作家にとっては表紙に金をかけちゃうと赤字が基本なのですわ。
でもラノベだと表紙ってすごく重要なのですわ。
作品の質を高めて弱小から脱する努力も必要なのはわかってるんですけれど。
1万円という低価格で引き受けてくださる絵描きさんの存在に支えられてるんですわ。(それでも赤字だったりするんですわ)
ラノベ書きさんが電子書籍に参入しないのって表紙の作成がすっごい壁だと思うんです。費用的なものにしても心理的なものにしても。
で、作るぞ! って決めて個人で誰かにお願いするのっていろいろ怖いのでイラストレーターさんが沢山登録してて、サイトを通してお願いできるところでお願いしたりするのですが、そういうとこって手数料を取られちゃうんですよね。
20%とか30%とか。
わたしがやってるとこも、多分手数料はイラストレーターさんが負担してくれてるので、1万円で発注しても相手には7000円ぐらいしか入らない。
すっごい無駄だし申し訳ない。いやまあクレジット決済ありで匿名で頼めてそういうサービスやってくれてるんだから、有り難いし、なかったらpixivとかツイッターでお仕事募集してる人に突撃する必要があってなかなか躊躇するだろうから、助かるんですけど。
で、まとめると、
・電書界隈盛り上がってきた!
・もっと盛り上げるためには表紙の壁を超えるサービスを、気軽に!
・さらさあ装丁部では無理だから、誰かやって!
ということです。
大きなサークルになると中には絵の旨い人もいるだろうから、それこそ無料とか友人価格で引き受けて頂けるんでしょうけど。
例えば某コンバーターのとことか、共で幻なとことか、拡散力のあるところが、
・手数料無料! (中抜きなし)
・イラストレーター多数
な、表紙作成のマッチングサイトを作ってくれぬかなと。
双方にメリットあると思うんです。
絵描きさんはやっぱり手数料無料になるから入ってくるお金は多少は増えるし、サイトが流行ったら、継続的にお仕事貰えるかもしれないですし。
あの作品の表紙かっこよかったなぁ。あの人にお願いしたいなあって感じで営業にもなるだろうし。
いずれインディ界からもヒット作が生れると実績になるし。
(ぐらんこ。の表紙を安く描いていただいた方も実績作りとかそういうの込みでお安くしてくれたのだと思います。それに甘えましたすみません)
電書作る側からしても、なんか知ってるとこがやってくれてると頼みやすいというかちょっとお願いしてみようかなって気軽に試せるし。(でんコンなんかでリンクとか広告出てると導線は確保できる)
そしたら、電書作る人もどんどん増えたり。活性化する。
とうわけで、ららさあ装丁部は本日をもって解散します。
どなたか引き継いでください。
では ノシ
次点ではツイッターとかでそういうタグを作って探しやすくすることですかね。
それならお金かかんないし。
絵描きさんが沢山いる団体なんかが広めてくれないかしら?
では ノシ
以下余談
こんどの隙間社さんとの合体企画は、わたしの知り合いに頼んだので、友人価格です。
ウーロン茶一杯とかマラソン大会の参加費用で数枚のイラストを描いていただけました。ほんとに助かりました。ひでさんありがとう!