ぐらんこ。の部屋(るーるるー♪)

執筆活動とたこ虹家族&鯛員&モノノフ活動とその他もろもろ

WEB発で作家を目指すのはかなりの運ゲーだという事実

まいど! おおきに! ぐらんこ。です。

 

最近様々な作家さん(といってもコミュ障なので付き合いは薄い&少ないですが)と繋がったり、様々な小説投稿サイトに顔を出してりしているぐらんこ。です。

 

はてなブログはてなブックマーク?)でも話題になっていますが、互助会? とかいうの。

小説投稿サイトにもあるんですよね。今回はそんなお話。(でもなかったりする)

 

最近、小説投稿サイト(小説家になろうとか、カクヨムとか、代表的なのはそんなの)でも書籍化、つまり出版社、しかも大手からのデビューが確約されたコンテストが多数開催されてます。

 

初めましての方にぐらんこ。の華々しい略歴を少々書こうかとおもいますが、全然花々しくないので読み飛ばしてけつくぁさい。

 

4年ぐらい前に初の長編ライトノベルを書き上げて見事一次選考落ち

めげずに書いた2作目で某レーベルの最終選考に残って調子に乗る(落ちたけど)

小説投稿サイトの存在を知り、折角だからと、投稿を始める。ほどほどに(数人)ファンが付く。

投稿しながらコンテスト応募。一次落ちの毎日。

ちょっと人気ある作品ぐらいは残せた。モチベ下がって未完だけど。

マイナーな小説投稿サイトを見つけては投稿&コンテスト応募。

そっちではなんとか受賞。

それで人生変わるわけでもなく、だらだらと執筆続けながら、電子書籍の販売にも手を出す。

某電書サイトで上半期インディーズ本売上ランキングとかに顔を出す。(但し、趣味で書いた一般受けしない作品なのでそれで人生変わるわけでもなく、酷評に泣く。泣いてないけど)

以降、だらだらと執筆&電書リリースを続けてる。

 

 

 

ぐらんこ。がプロになれるかも!? と思った瞬間は3回ほどあります。

1回目は普通に書いて、どこにも投稿(掲載)せずにコンテストで最終選考に残った時。(実は過去に4回ほど最終選考には残ってるんですが)

結構メジャーで憧れてたレーベルだったので、そこでプロデビューからの爆売れからのアニメ化……、みたいな夢見てました。大きな賞の最終選考にもう一回残ったこともあるので、もう一回はそこ。結局該当作なしで終わった賞でしたが。

 

まあ、そこは実力の世界なので、わたしの作品が力及ばずだったのでしょうけれど、世間の流行とか考えずに書いた作品だったので、あと5年早く書いて応募してたらあるいは……みたいな気もします。その作品が応募当時ですら古臭いから……というのと、その時点で主催の出版社から目を付けて貰って編集さんとかの手を借りたり力添えしていただいたりしてたらなあーみたいな。

 

で、2回目は某大手小説投稿サイトで自分の作品がランキングを駆けあがって行った時にまたプロへの道が開けるかも? と思いました。

当時はまだコンテスト受賞からのデビューがそんなに多くなく、沢山読者の居る人気作がスカウトされて出版みたいな流れが多かった。

そこで、結構な期間ランク入りして頑張った作品があったのです。

おそらく作品の質としてはそこそこ、あるいはそこそこ以下。

ただ、某巨大掲示板のスレでわたしの作品をPUSHしてくださる方が居たのを見て感謝してます。今でいうエゴサですね。それでひっかかった。

何週間かに渡って、おすすめ作品として紹介していただいたり、ちょっと目新しい展開とかを作中にいれたらそのことを発信してくださった。

ランキング掲載と巨大掲示板での露出の相互作用で読者がぐんぐん増えて行ったのでこのままいけば出版社の目にとまるかも……。

そう思っていた時期がありました。

 

3回目は受賞した時。まあ、受賞しても電子書籍での発売だったので何も変わりませんでしたが。

 

で、本題。いつもながら前置きが長いです。

 

一回目の普通にコンテスト(ラノベの新人賞)の時はまあ、なにも研究してなかったし、どこにも名前が知れ渡ってなかったし(今でもそうですが)、単に研究不足、実力不足で、それは今もそうなのですが。

 

今もカクヨムさんとかでやってるコンテストの受賞。

これを目指すのはなかなかにして難しいという点がありんす。

前述した互助会のようなものがあったりなかったり。

 

そもそも、1話から面白く、2話以降も面白く、そしてタイトルもキャッチーで見つけたら読みたくなるような作品だとしても。

読者の目に触れなければどうしようもありません。

投稿する時間を工夫したり、毎話毎話ヒキを作って読者を離さないような工夫をしたところで、読んでもらえなければどうしようもありません。

 

で、読者(の大部分)がなにを根拠に作品を見つけるか? というと、やはりランキングや、その作品についたレビュー、ツイッターでのおすすめの呟き(信頼ある読者アカウントとか知り合いとかの)などであり、面白くたって埋没する作品は山のようにあるはずです。

実力あるのに埋没して、モチベ失って完結まで行かないみたいな、筆をおいてしまう作家さんって多数いると思うんです。まあ、書き続ける才能、みたいなのが足りてなかったといえばそういうもんですが。

 

何がいけないというと、やはり現在はスタートラインがおかしい。

カクヨムなんかだと、すでにデビューしてファン(やツイッターとかのフォロワー)がいっぱいいる作家さんとかが同じ土俵でコンテストに参加してくるのですよ。

そういう人が一回呟くだけで、どんだけレビューやらランキングに必要なポイントが入ってくるのだか。

 

無名の新人がそれに勝とうと思うと、運よく最初の、『レビューを良く書き、作品を広める気概のある』読者に巡り合ってレビューを貰って、地味に拡散していく、コツコツと票を重ねるという気の遠くなるような道を辿らなければならない。

一発ネタ的な作品であれば、わりと順調に票が伸びたりするんでしょうけど。おもしろがって。

真面目な作品ではそれが起こりにくい。

 

で、互助会ですよ。カクヨムでも初回のコンテストでは、他の作品に積極的にレビューをしていって、お返しのレビューを貰うような作品が上位に行きました。なおかつ面白い作品が受賞したのだとは思いますが。

 

暇な人がとある作品に入っているポイントは不自然だ! って昔は自演などを疑ってたんですが、自演になるとばれやすいし、リスクが高いし、いまは相互評価グループみたいなのが(明確にその目的で集まってないにしろ)、作品を押し上げる役割を担っているという現状をどこかでみましたし、事実なんだろうと思います。

 

そういう互助会に入るのもいいですし、入らなくてもいろんな作品にレビュー書いて、交流しつつ、お返しを期待するのもいいでしょうし、有名作家さんにたまたま見つけられて、感想でも呟いてもらったり、レビューでもつけてもらってその作家さん発信で露出増やすのでもいいですし、たまたま熱心なファンが掲示板やら発信力のあるブログやらでおすすめしてくれるのを待つのもいいですし、果報は寝て待てともいいますし、虎穴にはいらずんばなんとやらともいいますし。

 

いやね、WEB発、たとえば

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」 応募作品のランキング - カクヨム

で受賞を目指すためにランキングに入るのって、地道な表工作、姑息な裏工作、(他がちょっと汚いことやってるのに)運を天に任せてただ待つ、みたいな動くか運ゲーに身を任せるかの2極化が進んでて後者が圧倒的に不利です。

一発ネタ的な話題作りにもってこいの作品作っても、浮上しないこともあるでしょうし。それで人気作になっても受賞するとも限りませんし。

 

とにかくWEBって新陳代謝が激しい。

今のWEB上の人気作って、昔に比べたら、質が下がっているように思うのです。

そりゃまあそこそこ面白く、斬新だったり、テンプレだったり人気の由縁はあるのでしょうけれど。

裏工作でのし上がったものや、元々人気作家が書いたものや、話題作りとして相応しかったようなものが人気を占めてて、それよりもっと面白く、商業的にも価値があるようなものが、下位に甘んじてたり。

まあ、人気も商業的な価値のひとつですから、人気あるにこしたことはないのでしょうけれど。

 

なんだかんだ書きましたけど、いろいろな小説投稿サイトで投稿作で応募できるコンテストやってますけど。

本当に面白い作品が書けるけどPR苦手って人は、あまり投稿に拘らず、もう一度普通に出版社がやってる新人賞に戻ってみるのもよいのではないか? と思ったり思わなかったりするわけです。

 

わたしは、どこにも発表しない作品をコツコツ書き続けるだけのモチベはないのであわよくば作品が話題になって人気になって受賞! みたいな夢をみつつ、投稿メインでやってますけれど。

 

無理やりまとめると、

投稿する時間とかタイトルとか話の長さとか研究して投稿したところで結局それが発掘してもらえるかは運ゲーで、さらにいえば、その運ゲーを回避してくる作品、作家が沢山居て、運ゲーの難易度はさらに上がってて、それでも無策に投稿し続けますか? という話。

自演はもちろんのこと、互助会的なものだけでもなくなればよいんでしょうけれど。

ばれないような自演や、身内票でスタートダッシュかましてからの、組織票で地位を固めるみたいなことで成功している作家さんが居ないとも言えません。事実沢山居るでしょう。(完全に裏工作ってる人もいれば、人脈を活用してるだけのルールからは外れてない人にしろ)

それがWEB小説の世界だったり、そうじゃなかったり。

 

いやまあ、本当に面白い作品はいずれ日の目を見ると思いたいんですけれど。

単にわたしが世間の流行やら好みと離れた作品を書いちゃってることからの僻みなんでしょうけれど。

真面目に上を目指してたら心が折れそうになるのでボチボチやってるんですけれど。

 

・たまたま掲示板などで言及される(され続ける)

・たまたま有名ユーザーからのおすすめレビューが付く(しかも大勢の目につく時間帯に)

みたいなのがないと、これだけ投稿数の多い小説投稿サイト的なコンテストで受賞するのは難しいですぜ? という話なのでした。

 

まあ、今も昔も本当に面白い作品は黙ってても読者がついて、上位に行くんでしょうけれどね。でもその陰には同等程度に面白かったのにタイトルが悪いとか運が無くて伸び悩んだ作品も沢山あるんだろうと思わずにはいられない今日この頃です。

わたしの作品は一般受けしなさそうなのがわかってきたから良いのですけれど。

 

では ノシ

 

漫画原作コンテストに、あえて漫画付きで応募しようと(そして話題をかっさらおうと)して、いろんな事情で失敗した、

ゆるかつ! 異世界暮らしの少女たち』なろう版

ゆるかつ! 異世界暮らしの少女たち(ぐらんこ。@ららさあ) - カクヨムカクヨム

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