月一放送だったとはいえ、初の冠番組、つかたこレインボーロードがついに終焉を迎える。
元々、ハピジャム?(関西テレビで実施しているアイドルイベント)を軸に添えた、音楽番組の枠だった気がする。
当時は、スターダスト(いわゆるももクロ)系のアイドルが上り調子で、折角アイドルを啓蒙していく番組なのだから、話題のたこ虹をフューチャーして……みたいなノリで始まったのだと勝手に思ってる。
放送開始から2年半。月一放送なので30回ぐらい放送したのか。
月末の水曜日の深夜という覚えにくい放送日程のため何度か見逃したが、公開収録にも2~3度参加し、30分に満たない放映時間の裏でどれだけの収録をしているか、なんてことも知れてよい機会だった。(いわゆる撮り高が少ないってやつ?)
番組自体は面白く、だけど放映されてない部分もファンからすれば非常に楽しい。まあそもそもファンしか見てないのだろうけれど、このテレビ離れが進んだご時世においては。
塚地監督とともに甲子園ライブへ向けてスキルアップする という趣旨の元やってきた番組なので、終わるのは残念である。
が、たこ虹の活動はそれだけではない。
MBSのソングタウンに取り上げてもらい、曲製作までやってもらった。
テレビ大阪ではまだ科学でムチャミタスが続く。これも何時、アシスタント交代になるかわからない非常に危うい番組だけど、石田靖さんのおかげで、新喜劇の舞台に立つというひとつの結果を残した。
MBSや新喜劇で新たなる企画が実施されるかはまだわからない。
だけれど、一歩ずつ、ほんとうに一歩ずつ進んでいる。
フリーライブの観客数はそれほど増えてない。
夏のライブが野音の2Daysから一日公演に変わった。
クアトロ、青年館、(Bigcat×3)、TDCH、Zeppツアーと順調に大きくなって行った箱も、現状維持。
だけれど、一歩ずつ、ほんとうに一歩ずつ進んでいる。
このご時世、大ブレイクのきっかけなんてどこに転がっているかわからない。
ひょっとしたらどこにも転がっていないのかもしれない。
ももクロ~しゃちほこまでのグループが、勢いで5桁まで動員を伸ばした、あの当時のイケイケ感は、今のアイドル業界には存在していない。
あわよくば、勢いで武道館(あるいは城ホール)、みたいな戦略もあったのかもしれない。
だけど、これは自分が勝手に思ってることだけど、たこ虹はそっちの道をあえて取らなかった気がしている。
どこへ流れるかわからない、ミーハーなファンは要らない。こういうこと書くと怒られるかもしれないけれど、しゃちほこの現状見てると、それは間違いじゃなかったと思える。
地元でしゃちほこがどれだけ愛されているか知らないし、大阪みたいに笑いの本場みたいな強みや繋がりがなさそうなところですごいことやってるとは思うんだけれど。
なんか、話が発散しているけれど、解散説がそこかしこで聞こえるぐらいしゃちほこの未来は不安だ。ももクロやエビ中が個の活動にシフトしていっているような将来のビジョンが伝わってこない(それはあんまり追いかけてないからなのだけれど)
また話が飛んでしまうが、
SMAPが解散する。
あと、芸能界ってなんだかんだいって男尊女卑だ。出演機会均等法がない。
バラエティのメーンのMCはほぼほぼ男性で、女性はアシスタント。ひな壇とかも基本は男性芸人などで埋められ、そこに俳優女優、話題の女芸人(寿命は短い)、個性のあるアイドルなどが混じってるような感じ。
バラエティのメーンは男性芸能人なのである。
女性でMCできる人なんてほんのわずかだ。上沼さんぐらいしか思いつかない。
そう、たこ虹はこれから、SMAPを超えて行かなければならない。それは関西ローカルという狭い世界でもいい。
堀くるみは、トゥナイトを超え、やすともを超え、ハイヒールを超え、上沼さんの位置に昇り詰めなければならない。
たとえそうはならなくても、それぐらい地元に愛されるグループであってほしい。
グループ名にたこやきが冠された、お笑いの地で活動していく宿命だ。
まずは関西の笑いを吸収して、そして、全国に通じるスキルを身に着ける。
歌やダンスのレッスンなんてどこのアイドルでもやってる。
たこ虹がそれ以外の力を付ければ、ちゃんと方向性を持てば良い楽曲なんて自然にめぐってくるはずだ。
最優先すべきは、他の演者に頼らない、ファン向けだけで終わらないバラエティ力だ。
そこを突破する可能性が一番高い、そこへ向けての積み重ねが一番できてるのが、たこ虹な気がしないでもない。
手品なんてやってる場合じゃないんだけれど、それもまあ無駄にはならないだろうし。
そろそろサンテレビを味方につけるように動くべきだよな……
まとまってないけど、新喜劇進出とつかたこの終了。その二つから見えた、たこやきレインボーの今後。ずっと前から思ってることだけれど、書き殴ってみた。