↑こちらの内容見て触発されました。
はじめまして、自称なろう作家のぐらんこ。こと只野です。
いや、自称もなにも、なろう作家であること(あるいはあったこと)に詐称も高下駄もなにもないんですけれどね。
さて、小説家になろうというサイトには、ブックマーク機能がありまして、何百、何千作と登録できちゃうので、自分の読書歴がわかっちゃうわけですよ。
使い方を心得ている人は、自分と好みの合う読み専アカウントなんかを見つけて、その人のブックマークから読む作品を探すなんていうテクニックもあります。
というわけで、あんまり整理できてないですが、わたしのブックマークから、作品を列挙していきたいと思います。最初の方は飛ばしても大丈夫です。
お暇な方は、「◆今読んでいる、あるいは優先度は下げているけれど、続きを読もうと思っている作品」 、そうでない方は、最後の「◆おすすめしたい完結作品」だけでも。
もっと時間無いひとは結論だけでも。
目次:
◆それなりの人気作、話題作で読み始めたけれど途中でやめた作品群
クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱ランクの商人に偽装しました。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
自称!平凡魔族の英雄ライフ~B級魔族なのにチートダンジョンを作ってしまった結果~
ひとりぼっちの異世界攻略 ~チートスキルは売り切れだった(仮題)~
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです
レア・クラスチェンジ!〜魔物使いちゃんとレア従魔の異世界ゆる旅〜
邪神扱いされている九尾のもふもふ狐を、最高の守り神にのし上げる!
景品として異世界転生したら捨てられたので好きに生きようと思う
途中まではとても面白く、あるいはそこそこ面白く読んでいたのですが、途中からダレてしまって(作品が、だったり、自分が、だったり)読むのをやめた作品達です。超人気作や受賞作、書籍化作品、アニメ化作品なども含まれてますね。合わなかったんだから仕方がない。
◆今読んでいる、あるいは優先度は下げているけれど、続きを読もうと思っている作品
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~
もう、めちゃくちゃ主人公に都合がよく、いつでも世界征服できるレベルで強さと人脈(何百人か何千人の奴隷)兼ね備えてます。いろんな国の王女(お姫様)も配下に従えてます。メタ的な記述がちらほらとあったりしますし、主人公がドライで結構非道なので合わない人も多いかも。
スライムの皮をかぶったドラゴン~ダンジョンで静かに暮らしたい
なんとなくほんわかした作品。これといった面白さはなく、なんとなく読んでなんとなく途中で放置してます。元々好きな作品の作家さんが書いていたので読み始めました。
これも読んでた作品の作家さんが書いた別作品。GJ部の作者さんですね。
ゆるくストレスフリーです。直接描写は避けてますが、エロいです。
結構な頻度で「この後滅茶苦茶セック(ry」で話が終わります
いもむしに転生したお話。芋虫時代が楽しかったのですが、人化してしまいましたね。しかも少女に。まあまあ面白いのですが、シリアスパートが多くなって中断してます。
結構ご都合主義的展開多いです。あとバトルの主人公の心理描写がちょっとくどいというかわざとらしく熱いので冷めてしまったりします。
なんかタイトル詐欺かなーって感じで、途中で放置してます。他に読む作品が無くなったら読もうかなって感じ。
すごく優しい世界、優しい主人公とサクサク進む&サクサク能力アップ、メンバーゲットで序盤は凄く面白かったです。最近ちょっとテンポが悪くなってきている。あと、偉い人から頼られ過ぎ。
あとがきの作者さんの言葉がちょっと(ほんのちょびっと)不快というか、読後感を壊している気がしたりします。序盤は凄く面白い。
最近読み始めました。有名な作家さんのようですね。おっさんと14歳ぐらいの少女でのパーティ。まあまあ面白いです。
↑これはひどい! (褒め言葉)
給与額がレベルというかステータスに反映されて、最強っぽい主人公なのですが、名前も性格もクズです。作者の頭がおかしいとしか思えません。
すごく癖の強い作品ですが、数話(場合によっては10話とかそれ以上)読むと、慣れますし、爆笑の嵐です。なんにも考えてないようで、すごく練られた構成だったりして、時として悔しさも味わえます。
一人称パートと3人称パートが混在していて、それぞれ趣が全く違っているのも読者を選ぶ一因でしょう。
ただ、個人的にはすっごくおすすめです。ただし更新頻度が低く、改定が多いので、何度か読み直すことになったりします。改定は作者が無茶しやがって、運営から非公開処理を食らったりした結果だったりもします。
序盤は凄く面白い。書き味が独特で人を選ぶかもしれません。ちょっと前流行ったケータイ小説のような。短文が続く。
最近は人が増えてごちゃごちゃしてきています。暇つぶしには良いです。
社畜ダンジョンマスターが気付いたら史上最悪の魔王と呼ばれてました。。。
こちらも出だしは好調でしたが、テンポが悪くなってきているような気もします。
この作品に限った話ではないですが、なろう小説ってやっぱりスタートダッシュはみんな上手くいくけれど、中だるみしがちですね。
こちらも出だしは好調でしたが、テンポが悪くなってきているような気もします。
この作品に限った話ではないですが、なろう小説ってやっぱりスタートダッシュはみんな上手くいくけれど、中だるみしがちですね。(二作品連続二回目)
素直にダンジョンに潜っていれば良かったんですが、地上戦とか、謎の勢力とか展開がちょっとストレスだったりします。作品の面白さはガシガシダンジョン攻略していくことだと思うんですけれど。書籍化して編集から横槍入ったんですかね。巻数稼ぐために、ダンジョン攻略遅らせるようにとか。それか作者が元々書きたかったことだったのか。大きな意味で伏線になってたり?
序盤はすごく面白かったです。
おっさんが主人公ですが、まさになろう小説というストレスフリーな作品です。
簡単自炊で料理無双するのも売りなんでしょうね。エバラとか味の素的な商品を商品名隠してバンバン使ってます。神様にお酒とかお供えするパートとか、小説というよりもなんか宣伝っぽくて、サッポロのビールが上手いだの知多なり山崎なりがどうのこうのと、神様出てる所だけ私的には読むのがだるかったりします。
それ以外はほんとに暇つぶしに最適です。
こちらも、超暇つぶし作品。ストレスフリーというか、スローライフ系作品の筆頭でしょうか。GJ部の作者さんで、中等部のキャラたちがゲスト出演しているらしいです。
GJ部は1巻しか読んでないので、嬉しさ半減どころかさっぱりついていけなかったですけれど。
ほんわかしていてハッピーな作品です。星三つ半というところでしょうか。
最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます
とりたてて面白いわけでもないですが、特に目立った欠点もない。
蜘蛛転生もの。
蜘蛛時代の成長っぷりや、何度も訪れる危機。蜘蛛時代が本当に面白いです。コミカライズもされているので、小説苦手でも漫画で楽しめます。
後半はすごくSF。
人化してしまうので、それが残念だと思う人も多いことでしょう。知らんけど。
面白いと思ったのは前半ですが、後半も良く練られていてなんどもうならされたので、良作といえば良作です。星よっつぐらい。
まあ、説明する必要もないぐらいの有名作ですね。かつてのなろう累計トップで今でも2位ぐらい。ストレスフリー。ハーレムハーレム。
ぼくは人間嫌いのままでいい。剣ちゃん盾ちゃんに助けられて異世界無双
こちらもGJ部の作者さん。優しい世界を描いています。
先に出た、自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲームと同一世界(時間軸も一緒)なので、両方読んだほうが良いかもですね。作品の雰囲気は全然違いますが。
はい、アニメ化されたので知ってる人多いと思います。ストーリーとしては面白いんでしょうけれど、まあ文章が(個人的に)読みづらく、描写も多いので、俗にいうラノベを読む感じでサクサク読めません。
400話ぐらいあるんですが、77話で止まってしまっております。いつか読もうとは思っているのですが、挫折に近いです。
今読んでます。序盤ですがまあまあ面白いです。これも後半中だるみ期がやってくるのかこないのか。
もう完結まであと数話のはずが、年に一回更新されるかされないかみたいな、作者もそれを楽しんでいるような。
大きなヤマは超えているので、完結待たずに読んでも大丈夫です。
凄く練られた話を、主人公の性格や行動で脱力展開に変えていく、肩透かしを楽しむ作品だと思って読んでます。作者は天才だと思います。
こちらも序盤は凄く面白いです。
国が出来てしまうと、やはり中だるみが。更新止まってますね。再開はいつになることやら。
なろうっぽくはない作品ですね。シュール系? かなりクスクス笑えます。おすすめ。
勢いは凄い。それは認めます。ハイテンションで突っ切れずの長期更新停止なんでしょうかね。
◆おすすめしたい完結作品
とりたてておすすめしたいとは思わないですが、まあまあ面白いです。
一応完結まで読みましたので。
最近読んだのですが、まあまあ面白かったです。テンポは良かった。後編もありますがそんなに長くないので、結構すぐに読了しました。
これはかなりのおすすめ。転生というか、大人の記憶を持ったまま小学生の自分に戻るというサッカー小説。
大人の知識、精神があるからこその効果的なトレーニング、テクニック、戦術理解。プロスポーツ選手を目指していた人なら誰もが憧れるシチュエーションですね。ちょっと変わったスポーツものとしてすっごく楽しめます。
主人公が強すぎないのもいいです。バランスが良く、ハラハラした試合が沢山。
もうちょっと続けてくれたらなーというのが唯一残念なところでしょうか。あと恋愛描写が少な目なので、良くあるスポーツ漫画っぽくはないですかね。(あだち充の影響受け過ぎ)
そないに面白くはありませんでしたが、珍しいジャンルだったので読みました。ドラゴンに乗ってレースする系ですね。
序盤はすいすいで、強くなってからもあまり中だるみせずに上手い事すすめたなあーっていう作品でした。いわゆるところのなろう感は満載ですね。
やっぱり人化してしまいますが、御愛嬌。
かなりおすすめです。モンスターのスキルを奪って強くなっていく。
能力、ステータス、アイテムとどんどん成長していきますし、テンポもよい。
主人公だけでなく、仲間達も成長していくのがちゃんと描かれてます。
これぞなろう小説って感じですね。比較的少数派の女性主人公で、百合的要素もあり、えっちぃ描写も結構あります。
最終章あたりは若干爽快感が少なくなりますが、悪くはないです。逆に後半のほうが好きな人もいるでしょう。
まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる (このライトノベルがすごい! 文庫)
- 作者: 紫炎,武藤此史
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/08/09
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結論
3部作というわけではないですが、本作、続編(サブアカ)、外伝(アイスナ)といった関係です。
ただ、個人的には、”サブアカウント”までを含めてひとつの作品だと考えています。
今回、このブログを書いているのはこの作品を紹介したかったから、といっても過言ではない。個人的になろうの最高傑作だと思っています。(削除されましたが、このすばもまあまあ好きでしたし、なぜかブックマークから消えていた勇者イサギも好きでしたが)
お金持ちの御曹司で、だからと言って家の力に頼るわけでもなく、自身が頭が超絶良くて(学者レベル)、ハンサムで(芸能人クラス、というか実際に超人気芸能人だった過去あり)、経営力があり(大儲けでもできるしコンサルとしても優秀)、運動神経抜群という、そんなやつ居るわけねー! という、しかし何故だか憎めない(性格はそこそこいぢわるだし、鼻につく)一朗さんが、VRMMO(いわゆるダイブ系のバーチャルリアリティのオンラインRPG?)でいろいろやらかす話です。
SFで、かつファンタジー。いいとこどりしてます。
しかもこれは群像劇です。誰が主人公であってもおかしくないぐらいキャラが立っていて設定も深堀されている登場人物がこれでもかというぐらいに出てきます。
また、章によって、かなり毛色の異なる主題を取り扱っているため、前半は普通のなろう小説(いわゆる俺ツエー系)っぽいのですが、どんどんどんどんそこから(良い方に)脱線していきます。
で、本編も面白いのですが、サブアカウントで本領発揮。
伏線大回収。あらゆるキャラにスポットがあたり、これぞ冒険活劇! いや冒険要素は少ないか。
とにかくヤバいです。語彙がなくなるぐらい。
そのヤバさは本当に読んでみてくださいとしか言えないです。
個人的に中だるみ感じたのは、『ココ』編ぐらいですが、そのパートもなろう的ではないだけで、うまくまとめられていて読み味ヤバいです。
いろいろネタバレになるとアレなので、具体的にはなにがどう面白いかはほんとうに読んでみてくださいとしか言えないですが、騙されたと思ってちょっと読んでみてくださいな。
ラノベ好きにも、そうじゃない人にも、なろう小説好きにも、そうじゃない人にもおすすめできる珍しい作品だと思っています。
書籍化もされてます。