盛り上がってますね。いえ、楽しんぢゃいけませんし、楽しんでいるわけでもないですが。
諸悪の根源は出版社(原稿料安い、漫画家を使い捨て)に求めることも可能ではあるのでしょうけれど、それをしたって無意味。
漫画に限らず出版ってのはリスキーで、未だに有名雑誌での連載→人気作→コミック馬鹿売れ→アニメ化→大儲け!
みたいなコンボに夢見て参入してくる漫画家さんを使い潰していかないと、出版社自体が立ち行かないという事情もあるでしょう。
それにしたって、リスクを出版社ではなく漫画家個人に押し付けている現状のシステムに問題もあるのですが。
時に、斬新なチャレンジ作品を推してみて、時に人気作のフォロワー作品を推してみて、上手く行ったら出版社の手柄(それでも漫画家さんにも利益は入るのでこっちはまだマシ)、上手く行かなかったら漫画家切って終わり。
ジャパニーズドリームと言ってしまえばそれまでですが、21世紀にやることではないと思ってしまう感は否めない。
漫画に限らず、ミュージシャン、小説家、劇団員、お笑い芸人。
下積み時代が貧しいのはどの業界も一緒ですね。
逆に漫画家というのはアシスタントという自分の技能を活かせるバイト(ただしブラック)があるからこじれてるのかな。職人の徒弟制度みたいなとの似た感じで考えられているのでしょう。
アシスタントというのは、修行の場であり、出版社とのコネを作る機会でもあり、なんとか暮らしていけて、自分の漫画も描ける時間があるなら文句言うなよ! っていう上からのごり押しがあるような。
普通に働きたくないから漫画家を目指すわけで、そこでアシスタントできたら他のバイトよりもやりがいもあるっていう感覚もわかります。
んでもって、漫画って多分他の分野に比べてべらぼうに時間がかかるんでしょうね。
絵の練習もしなくちゃいけないし、ストーリーも考えなければならない。
下書きからペンいれまで。連載ペースも早い。
だからこそプロがアシスタントを雇うわけで。
すごく上手く行った未来を想像すると(といっても百年先とかそんな未来)、いろんな仕事がAIだの機械だのに置き換わって、人間はすることが無くなって、BIもらえて、あいた時間に漫画描く。みたいな。
その前段階としては、WEBで漫画描いてWEBで収入上げる。
youtuberがやれてることです。
今は、お金に変える時点で出版社を挟む必要があったりしますが、自分のサイトに広告張ったり、電子書籍販売したり、個人でもやれることはあるでしょう。
で、出版社ってそれが怖いから、漫画家を囲い込んでいるというのが現状なんだと。
あとWEBでの漫画って二次創作とかが強すぎる。
一応、漫画を投稿するサイトってあるんでしょうけれど、新都社とか、いまいちです。
で、そういうサイト作るのってお金かかるし、すぐに出版社系が潰しに来る。
小説の場合、小説家になろうがすごくバランスを取っていて、作家もサイトも出版社も読者もウィンウィンに近い状況にあるわけですが(それでも様々な問題を抱えてはおりますが)、小説と違って漫画って、容量デカいから個人や小規模では手を出しづらかったのかもと思ったりします。
つーことで、まずは足がかりとして、脱出版社向けの展開、前から考えているんですが、お金と時間と知識がないので誰かやってくれレベルの雑なアイデアを張っときます。いえ、幾つかは実現されているんですが、ドン! とインパクトのあるサイトってまだ出て来てませんよね?
一般には知られてないとか利用してないとか。
まあ、漫画版小説家になろう+αなんですが、それについては後日。