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機動戦士ガンダム THE ORIGINの秀逸なヒロイン交代劇

いやぁ、漫画版は読んでたんですが、amazonプライムで公開ちうということで、『 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 』、見ましたよ!

 

以下、多少のネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てっきりガンダム出てくるもんだと思ってたら、設計図やらプレゼン資料だけ。

完全にTVシリーズの前日譚でした。

最後の方は寝落ちしてしまっていてちゃんと最後まで見たのかどうかあやふやなんですが、多分「こいつ動くぞ」のシーンとかまではいかないでしょう。

 

基本的にシャアとセイラ、キャスバルアルテイシアの物語……ぢゃなかった!

 

いや、ほとんどシャアが主役なんですが、序盤は完全にランバラルがキャスバルを食ってます。

おちびちゃんのアルテイシアが可愛い。だが、彼女は中盤のヒロイン。

ワカメちゃんよりタラちゃんのほうが近いような年齢で昨今のアニメのヒロインははれませんぜ。

で、ヒロイン不在なのか……っていうとそうじゃない(そもそもガンダムにヒロイン要るのか、そもそもガンダムシリーズってメインヒロイン感のあるメインヒロインっていないというか、そのポジションって曖昧だったり不遇だったり)

 

ハモンさんが、もうヒロインってか主役か! ってぐらい大活躍。

なんせカッコいいんですわ。ルパンのふじこみたいな。接客も出来てお歌も歌えて、ピアノも弾けて、ガンタンクみたいなのも操縦できる。

なんか政治的にもいろいろ動けそう。

スーパーウーマンさんで、さすがに成長したセイラにスポットが当たり出す頃には出番は少なくなっていくのですが、すごい存在感。

TVシリーズでの出番はちょこっとでしたが、こんな裏設定(後付けにせよ)あったのかよ! って。

ダイクンの嫁(キャスバル達の母)とも交流あったり。

 

んで、セイラの元をシャアが離れてから、またとんでもないヒロインが登場します。

その名も、ガルマ。

 

彼女、もう彼女って書いちゃいますが、圧倒的な家柄のお嬢様。

でも、どじっこ属性もあって、最初はデレないんですよね。

意地はっちゃって。

でも、ちょっと優しくしてやると、ちょろい!

職権乱用してシャアの部屋に転がり込んでくるぐらいチョロい。

平成の大チョロイン。シャアの気持ちなんて彼女に向いてないのに。

ガルマの存在のおかげで終盤に出てきたララアが霞んでしまってます。

 

まあ、フラウにしてもミライさんにしてもゲスト出演って中で、そういう時系列であったとはいえ、最後の最後でいい役割与えられてるから、シャアにとってのヒロインとしては、妹除くと彼女が一番なのでしょうけれど。

 

劇場3部作に匹敵する時間をかけて丁寧に描ききったからこそそれぞれのキャラが映えた良い作品でした。

なかでも爪痕残したのはハモンさん、ガルマ。

面白かったです(粉蜜柑