キンドルダイレクトパブリッシングとは……
まあ、キンドル(Kindle)って端末で読める電子書籍なわけですが。
出版社にお声を掛けて貰えない、かつ、自費出版なんて高くてとてもとても。
それでも自分の書いたものを売りたい(無料で読んでほしい場合は投稿サイトでいいわけですが)って時に、じゃあどうやって売ろうか?
となった場合に、コミケなどで同人誌として売るという選択肢がひとつ。
それでも費用はかかります。
じゃあ、電子書籍なら? 基本無料!!
ってなわけで、どうやって作るのか? をまとめてみました。
1.なぜにキンドル?
わたしがキンドルを選んだ理由はただひとつ。
ユーザー数が多そうだから。他にも電子書籍を販売できるサイトは多数ありますが、個人で登録できて、一番ユーザーが多そうなのはやはりキンドルでしょう。
2.何が必要?
原稿だけあれば簡単に出版できます。
word、text等
3.注意点は? (ルビの話)
ライトノベルにはルビ(ふりがな)が付きものです。
キンドルではwordファイルでも変換してくれるのですが、ルビは対応してくれません。
epubという形式に変換する必要があるのですが、なかなか面倒です。
そんなわたしが見つけたのが、
というサイト。
半角の”()”でくくられた文字の前に、漢字があれば自動的にルビにするタグを挿入してくれるという変換機能を持ってます。
これで難読な人名は山田(やまだ)太郎(たろう)のように書いておけば、ルビに対応したEPUB3という形式のファイルを自動生成してくれるのです。
ただし、自動で挿入してくれるのは漢字だけ。
特殊なルビは
てな感じで、全体を
で、囲んで、ふりがなを
<rt>~</rt>
で囲む。獺祭ってな感じです。
使ってませんが、二次候補として
【でんでんコンバータ―】というのも便利そうでした。
4.注意点は? (印税とかの話)
キンドルでは印税率は35%か70%を選べます。
どうかんがえても70%を選びたい。
ですが、70%にするには少々条件があります。
まずは、販売価格が250円以上であること。
昔は300円だった気がします(為替相場で上下するかも)。
キンドルでは99円から販売できるので、素人が書いたものならできるだけ安く設定したい。そういう心情と相反しますね。
あと、70%の印税を選ぶには、KDPセレクトというのに登録しないといけないはず。
これが微妙に厄介です。
その作品をKDP以外のネットで販売、公開してはならぬという制約があるのです。
新人賞で落ちた作品ならまあ大丈夫ですが、投稿サイトとかに掲載しているやつはだめなのです。
他にも、70%だったらデータ送信費用がかかるとかなんとかいろいろあるみたいです。漫画とかなら気になるとことですが、文字だけの本ならまあ問題ないでしょう。
ちなみに、KDPセレクトに登録しておくと、90日間で5日だけ無料配布(価格を0円にできる)キャンペーンが実施できたりいろいろ特典があるので、ネットでの公開を取り下げて登録するというのも有りかなあって思ったりしてます。
5.注意点は? (表紙とかの話)
文芸本ならば、あまり関係ないのでしょうけど、ライトノベルでは表紙が重要。
自分で絵が描ける、絵師さんに知り合いがいる。
ならば、問題ない。わたしはそうじゃありませんでした。
なので、お金を払ってでも誰かに頼む必要があった。
ひとつは、ピクシブで誰か探すという方法を思いつきました。
というのがあるのです。
ですが、あまり活気がありません。
で、見つけたのが、
チラシデザイン・イラストを誰でも手軽に発注 | ファーストデザイン
というサイト。
個人同士で勝手にやりとりするピクシブと違って、間に会社が入っているのでレスポンスも早いですし、わたしは凄く満足のいく表紙を描いてもらえました。
値段はイラストレーターさんそれぞれが決めるので数千円~(運が良ければもっと安い?)といったところ。
この時点で無料で出版出来るキンドルでありながら、赤字覚悟なのですが、まあライトノベルなので表紙は必須と思って(と、紙の同人誌作るついでもあったので)出費いたしました。
で、一応いろいろKDPのサイトで入力フォームにあらすじやら著者名やら入力して、amazonサンの手続きが終わるのを待っている状態です。48時間ぐらいはかかるんですって。
とか思ってたらものの数時間で登録されましたよ。なんて便利なっ!
で、自分でも売ろうと思った時に役に立つとか言われてるのがこれ
↓(あたしゃあ読んでません)