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結論から言うと。
キュアゴリラです。原西さんのほうの。
子供ってみんなプリキュアとか前後の仮面ライダーとかに憧れますよね。大きくなったらなりたいって。
でもいつか気付いてしまう。プリキュアにはなれない。
いつかプリキュアから遠ざかって行く。
大人はそもそもプリキュアになれないというところを理解した上で視聴を始めますが、なれないからこその憧れ、高峰の花であったり、子供のようなピュアな感性を刺激されたりするからはまるわけで。
わたしはプリキュアについてはあんまり見たことはなくてフォーマットや知識として知っているくらいなのですが、魅力ある作品であることは知人を通してなど理解はしているつもりです。
私事になりますが、わたしはガンダムが好きでした。
あまり乗りたいと思ったこともなく(ガンダムが悲壮な戦争を描いているからでしょうか)、作れるとも思えず、でも小説家になってガンダムという作品に携わることはできるんじゃないかな? って思ってたりしていた時期がありました。
さらに私事になりますが、今は(オルフェンズは見てますが)ガンダムよりもアイドルに興味があって、アイドルにはなれないから、なんとかアイドルと接点を持った仕事がしたいなあとか考えてたりするわけです。
(小説書いてアニメ化して、主題歌を歌って貰ったり声優として出演してもらったり)
幼少期に好きだったコンテンツと関わりたいって思いつづけて生きていける人って実は少ないと思うんです。どこかで諦めたり。大人になって知ったコンテンツならばなおの事。
そもそもコンテンツって考えている時点で外から見てることになっちゃって、深いかかわりがなくなってしまう。
でも、ほんとうに好きってコンテンツとか商品とかという見方じゃなくって、ただそこにあるものとして捉えているんですよね。自分で言えば昔のヒーローだったり最近のアイドルしかり。(余談ですが、アイドルブームの再燃はアイドルが手の届く距離に降りてきてくれたというのが大きいでしょうとか思ったりしてます)
で、原西さんは、ご自身の娘さんと一緒に見ることによって、あるいは最前線でご活躍する若い感性でもってプリキュアをただそこにある存在として見ていたように思えます。
たまにしか見てないですが、彼がバラエティなどでプリキュアを語るのをみていると。そのほうがテレビ受けがいいという側面もあるでしょうけど。
非コンテンツとしてのプリキュア、プリキュアとしてのプリキュア。
キュアゴリラなんてすっかり忘れてて、当時は芸人やってたらこういうお得なこともあるんだな~ぐらいにしか感じてなかったですけど、自分が一番好きなプリキュアは? と問われて考えてた時に、ネタとして浮かんだのがキュアゴリラでした。
でも、キュアゴリラについて考えていくうちにどんどんその凄さに気が付いて、それを気付かせてくださったこの質問に感謝すらしています。
いつかプリキュアになりたい。その夢を叶える方法。
コスプレするとか、声優を目指すとか現実的な方法は幾らでもあるとは思います。
でも変身はできないし、技も出せない。
でも、違ったアプローチから、もっともプリキュアに近づけたのはおそらく原西さんだと思います。
彼がどこまでプリキュアになりたいと思っているのか? ご自身のためなのか娘さんのためなのかわかりませんが、娘と同じ視線でプリキュアを愛し、憧れ、そして目指すという行動が、実る寸前まで辿り着かせた。
ある意味では人間にとっての最高到達点だと思うんです。人はキュアゴリラ以上のプリキュアにはおそらくなることはできないでしょう。可能性があるとすればやはり若い女性芸能人(アイドルとか)で一時的にプリキュアと共に戦う力を得る……みたいなこともあるかもしれませんが、おっさんには無理な話です。
ですが、キュアゴリラは希望です。
愛と己の才能で人はなんになってなれる(可能性は0ではない)
それを教えてくれたのが、キュアゴリラさんでした。
芸は身を助けるというか、好きなことに対してストレートな活動(ドラゴンボールに憧れてかめはめ波を出す練習するとかの)をする以外でも到達する方法があるんだなーって思ったのは、後から言われてみたらガンダムの世界観に似てたりするんだけど、全然ガンダムじゃない小説を書いて有名になってガンダム好きを公言して、後にガンダムの小説を書くこととなった福井さんという作家さんに次いで二人目です。
最近はいろんな芸人さんとかミュージシャンとかが私の好きなアイドルと絡んでいて、福井さん方式(ちょっと違った視点から関われることを期待する)が私の中の主流だったんです。
ですがプリキュアに原西さんが出れることがあるように、夢は大きく持ったほうがいいなあと気づかされたりもしまして、わかりにくいでしょうから有名なアイドルに置換しますが、いつか一緒にももクロと歌い踊りたいという正直な気持ちを沸き立たせてくれる、何度も言いますが、プリキュアに対しての人の最高到達点であるキュアゴリラ。
それがやっぱりすごいと思います。
ほんとうに紙一重。もう一歩で本当のプリキュアになれたと思うんです。まあその一歩が果てしなく遠いんですけど。でもやっぱり希望です。
芸人がプリキュアに出演して変身までしてキュアネームを冠されて共に戦うことよりも
、アイドルに混じって同じ曲で踊るほうがよっぽどハードル低いですから。