その1はコチラ
【人力検索はてな】【稼いだお金を燃やす人は経済学的にはプラスかマイナスか】 - ぐらんこ。の部屋(るーるるー♪)
質問者さんがコメント書きこんでたので、暇なのでブロギング。
【稼いだお金を燃やす人は経済学的にはプラスかマイナスか】 「… - 人力検索はてな
より引用させていただきます。
プラス説・・・いわばただ働きしてくれるロボットがこの世に1体、増えたようなものだから、人類全体には当然プラス。(もちろん船には相応のお金を取るが、集めたお金の大部分は決して使わないので)
これはどうなんでしょう? ただ働きという時点で怪しいです。
この人が仕事しないと、そこに別の業者なり人が入り込み、この金持ちに払うべき金はそっちの業者に支払われることになり燃やされません。
するとその業者は結局儲けた金を他所で使うので……となります。
また、(無料ではないので言い換えて)薄給で良い、価値ある仕事をする人は数人なら良いかもですが、数が増えるとその業界にダメージを与えるでしょう。(価格競争が起こり、その業界の給料が下がる、景気に悪影響)
それこそ、何でもできるロボットが増えてくると今の経済学は根底から考え直さなくちゃならないとは思うのですが、人と人がなにがしかの対価として支払う通貨によって経済回しているうちは、お金を燃やすのは愚策かと。
ただし、超インフレとかで影響がごくわずかな場合はあるでしょう。今だって一億人が月に1円落としたら10億円ぐらい無くなってるので、そこも計算に入れてお金を作ってるとは思いますが、国家レベルでみれば微々たるものかもしれませんが、税収の足しになったり、他で使えば誰かの儲けに繋がって回っていくお金なので。
金は天下のまわりもの。
マイナス説・・・お金が永久に死蔵され、経済が回らなくなってしまう(乗数効果がなくなる)のでマイナス。
とくに補足は要りませんね。これです。
±0説・・・・・宇宙人から見れば、地球全体ではわずかに紙が燃やされた程度で、資源の増減はほぼないので、富の増減はなく、±0
面白そうな説ですが、経済学と言ってしまってるので、これは有り得ません。
確かに、全然別の方式を採用している宇宙人とかいたら、紙が燃えるくらい意味のないことですが、その宇宙人さんは経済とか概念レベルから異なってるってことになるので。
一部の人には得で一部の人には損だよ説1・・・起業家が大損。その分、わずかにデフレになり、紙幣の希少価値が高まったので、他の現金を持っている人が少しずつ得をした。
これは確かにそう。
だから経済学的には±ゼロということは言えるかもしれません。
経済成長って(急激じゃない適度な)インフレと関係ありそうなので、デフレの原因作ってるといえばやっぱり全体的にはややマイナスな気はしますが。
一部の人には得で一部の人には損だよ説2・・・わずかにデフレになり、紙幣の希少価値が高まったので、他の現金を持っている人が少しずつ得をした。しかし、彼が普通の大金持ちであったなら購入したであろうものを売っていた業者・・・高級邸宅やヨット、ワイン、高級車のディーラー、美術・宝石商など・・・が大きく損をした。
これも差引ゼロですね。結局1と絡めると、
1)企業家は単純に損(局所)
2)金持ち相手の商売も損(局所)
3)僅かにデフレになるのでお金の価値が上がることによる得(広域)
4)デフレになる、デフレが続くことによる損(広域)
というまとめになるんじゃないでしょうか
3と4は相殺されてそうですね。じゃあやっぱりマイナスじゃないか、と。
10億ぽっちじゃハイパーインフレ下においても影響無さそうですし、よほど特殊な状況じゃないとプラスにはならんのじゃないかと。
あ、わたし、経済学部でしたけど経済学んでません。