ぐらんこ。の部屋(るーるるー♪)

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【電子書籍対応】小説同人誌、インディ小説の表紙作成に困ったら?

おはこんばんちは!

もとい! まいど! おおきに! ぐらんこ。です!

 

taskuni.hatenablog.com

 

こちらの記事をたまたま見かけまして。なんか書きたくなったので書きます。

 

インディ小説というかインディーズ小説が流行の兆しを見せてきましたね。

2016は電子書籍元年です! (正確には2016も電書元年)

 

小説家になろうカクヨムを見ていると、まあ沢山の書き手さんは存在しているわけで。

多くはただ投稿して楽しいから投稿している。

コンテストやってるからデビュー目指している。

という方々なんだと思いますが、受賞しなかったり、出版社からは受け入れられなかったけど、自分はすごい面白い作品だと思ってる……みたいなのってあると思うんですよね。あるんです。

 

是非とも電子書籍化してください。

 

※今回はどちらかというとラノベ作者さん向けっぽい記事です。

 

以前にも似たような記事(キンドルだけがセルフパブリッシングじゃない! ラノベを他の書店で売ってみて思ったこと(電子書籍個人出版のあれこれ))を書いたのですが、電子書籍化って意外と簡単。

 

ワン.原稿を用意する(これは普通に自分が書いた小説でOK)

ツー.表紙を作る

スリー.電書用のファイルに変換する

の3ステップ。

 

2と3で躓くというかわからない人が多いと思うんですよ。

でも、3については「

conv.denshochan.com

を一通り眺めると解決します。お世話になってます。電書ちゃんありがとう!

慣れれば数万字の小説(※)でも数時間で変換用のフォーマットに変えることができます。

校正しながらできるので作品の品質向上にもつながるし、自分の小説自分で読むのもたまには楽しいですよね!

※でんでんコンバータ―には10万文字程度のファイルを読み込ますとサーバーに負担がかかるらしいですので、使用上の注意を良く読んでお使いください

 

ちなみに、わたしはライトノベル系を書くことが多く、フリガナとかを多用しているのでファイル変換のための書式を合わせるのに数時間かかりますが、フリガナとか傍点とか使用せず、単に章タイトルと目次だけあればいいってな方は小一時間、あるいは数分で完了します。必要なのはテキストエディタだけ!

 

 

 

さて、問題は表紙をどうするか? です。

1.知人に頼む

2.好きな絵師さんに頼む

3.どこかに発注する

4.自分でなんとかする

 

などなどいろんな方法があります。自分で描けたらいいんですけどね。そういう人って少ないと思いますので、ちょっと補足をば。

 

1については、絵描きさんが身近にいれば心強いですね。手っ取り早い。

 

2ですけど、ツイッターやPixivなんかでお仕事の依頼をしているイラストレーターさんが多数いらっしゃいます。

勇気を出してお願いしてみるのもいいかもしれません。

 

3の発注ですが、わたしは『スキロッツ』というサイトを利用しているのですが、とても毎回満足してます。

病弱ロリ魔王の復帰第一歩は院内学級の制覇から? ?とかいうのはいろいろ間違っていてまじチラ裏? (ららさあ文庫)初めての『異世界トリップ』入門 (ららさあ文庫)

 

上記二点は、スキロッツさんでお願いしたイラストです。

依頼の流れは、

 

A)好きな絵柄の人を検索して直接依頼

という方法と、

B)表紙を作りたいんだけど……と見積もりを募集してお願いするという方法がありんす。

 

Bがおすすめです。

作品の概要とキャラや絵柄の雰囲気等と予算を決めて募集すれば、時期にもよるでしょうけど今なら十件以上は絵描きさんに応募してもらえます。

応募の時点でラフを描いてもらうことも出来るのですごく選びやすいですしイメージに合う絵描きさんと出会える可能性も高い。

大体今までは5000~10000円ぐらいです。高いといえば高いです。でもクオリティも高い。(価格について末尾に追記あり)

 

ちょっと安くしたいのなら、最近見つけてまだ利用していないのですが、

coconala.com

というワンコインマーケットサイトもあります。(まだ利用したことはありません)

ただ、ワンコインというのはうたい文句(というか小さい画像用の最低価格)で、実際には――小説の表紙ぐらいの手の込んだイラストだと――数千円かかることが多そうですし、そこまで画力の高くない人も居たりして、まあそれでも味があっていいのかもしれませんが。

 

スキロッツ、ココナラは手数料を取られちゃうので直接頼むよりは割高(というかイラストレーターさんに入るお金が減ってしまう)なのですが、金銭の授受や発注のやりとりなどがサイトのシステムを通して出来るので、面倒はなく、揉めても多分サイト運営がフォローしてくれるという安心感もあります。

 

で、4の自分でなんとかする。

でも極力費用を下げたい、無料で作りたいという方も居ると思います。

フリーの素材を探せばいろいろ見つかりますし。

裏ワザ的なものとして

www.comipo.com

というソフトを使うというのもあります。

戦え! 武藤さん ?僭越の確定者? (ららさあ文庫)ショートショート of the ぐらんこ。 (ららさあ文庫)

 

↑なんかは、コミPo!で作りました。

元々は漫画を作るソフトで、沢山のキャラが居まして、服装とか髪型とかポーズとか表情を自由に選択できて、しかも3Dだからぐるぐる動かせるんです。

ダウンロード版:6,380円(本体価格)と少々お値段はしますが、実際にこれで電書の表紙を作ってる作家さんは多数います。自分で作りたい、継続して本を出すという人には割安になるんじゃないでしょうか?

(作った漫画をnoteで無料公開しているので良かったら参考にしてください)

note.mu

わたしは手抜きしましたが、もっとこだわればある程度のクオリティの漫画や表紙が作れます。

 

で、普通に地力で無料でなんとかするのであれば、フリーのイラストを持ってきて画像編集ソフト(あるいは前述のコミPO!)でタイトルや著者名を入れることになると思うんですが面白いサイトを見つけました。上に張り付けてる記事でも言及されてます。

 

元々ソーシャルゲームであった「星宝転生ジュエルセイバー」ってのが画像を無料でDLさせてくれるようです。

www.jewel-s.jp

ちらっと覗いたら、キャラクタ画像だけで720枚ほど用意されてまして、自分の小説にあったキャラが居たら利用するのもいいな~と思って今回の記事を書きました。

無料で、事後承諾でよいそうなので、一応規約に目を通して画像をDLして覗いてみたらよい画像が見つかるかも知れません。

 

というわけで、私が知ってるだけでもいろんなやり方で表紙が作れちゃうので、探せばもっとたくさんの方法があると思います。

 

これを機に自作品を電子書籍化される方が増えるのを望んでおります。

皆様、良き電書ライフを!

 

ちなみに電書は専用端末が無くてもスマホにアプリをインストールしたりPCでもアプリがあったりブラウザで読めたりするので、キンドルとかKOBOとか買わずに読めますよ! 皆さんの力で2016を本当の電書元年にしましょう!

ちなみのちなみに、電書を売るときはKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)KOBOライティングライフBWインディーズ 著者センター等のストアに個別の登録する必要がありますが、それもちゃっちゃと簡単にできちゃいます。

 

あと、BCCKS ってサービスを使うと、簡単に電書が作れて、沢山のストアに配本できるようです。(iBooks紀伊国屋とか個人では売れないとこにも)一書店に配本するのに500円ぐらいかかるそうで、中抜きされて印税率もちょっと下がっちゃいますが、売れる自身のある本を売るとか各電書ストア毎に登録するのが面倒な方にはおすすめかも知れません。(利用はまだしてないですが)

 

では ノシ

良き電書ライフを!

 

あっ! 現在カクヨムさんで連載中のコチラの作品の表紙も上記のスキロッツさんでお願いしました。近々電書化します。(某ライトノベル新人賞の最終選考作品です)

f:id:grankoyan2:20160314153104p:plain

 

kakuyomu.jp

 

あらためまして では ノシ

 

追記:相場的には1万円で表紙絵なんてあっちゃならんというご意見を頂きました。安すぎて。確かにそのとおりで、3~5万円とかで見積もりいただく方もおられます。有名な方(本当の意味でのプロだったり)だともっと高いのかも。

安く引き受けていただいてるのは……

 絵師様のお仕事の実績になったり、仮に話題になって売れるような小説の表紙をたまたま担当してたら、描いていただいた方も知名度上がったりしてwinwinだったり、お金以上の何かもないことはないのかなとか。まあ適当です。

わたしの作品がそこまで話題になることはないでしょうけど。

我々としては印税5000円を得ることはすっごく難しいので、そして表紙を作るスキルが無い人が多いので相場を崩すことになったとしてもお安く表紙を描いていただける方がいるとほんとうに助かるんです。知り合いに絵の上手い人がいたらそれこそ友人価格で頼めるのでしょうけど、なかなかそういう人脈ってないでしょうし。結局は相場感崩れてますし。

その辺今後、ラノベインディ小説とかと絵師さんが上手く結びついていけたらなあとかも考えたりします。お金のことだけじゃなくって。

たまたま読者さんの中に絵の旨い人が居るっていうくらいの人気小説が書けたらそれでよいのかも知れないですが。